抗ウィルスとアロマ|アロマテラピーにできる事
【抗ウィルス作用とアロマテラピー】
少し長くなりますが、私の経歴を簡単に説明させていただきますと、ブライダルなどの美容業をしながらアロマテラピーを学び始めてから20年が経ちます。フランスメディカルアロマテラピーを学び、サロンを始めてから早8年。。
今までメディカルアロマテラピーの素晴らしさを沢山の方に体感していただいていますが、このコロナの猛威の中、私の生活の一部であるアロマテラピーが、免疫力を上げ、抗ウィルス作用などを持ち、役立っている事をお伝えします。
1.アロマテラピーって癒しだけ?
今は知らない人がいない「アロマテラピー」という言葉。”芳香”という意味を持つ「アロマ」と”療法”という意味を持つ「テラピー」芳香療法という意味合いを持っています。香りを拡散して好きな香りを楽しむ事はとても心地がものです。もちろん癒しの作用は体への効能も絶大です。
フランスでは第二次世界対戦で軍医だったジャン・ヴァルネが、薬がなかった環境で精油を使って戦士たちを治療しました。アロマテラピーの生みの親とも言われ、アロマテラピーのテキストには必ず記載されています。その後フランスでは医療の一環としてアロマテラピーを行っていました。Dr.ヴァルネは生前、”全ての病気は植物の力で治す事ができる”と述べていたそうです。もともとアロマテラピーとは、”癒し”ではなかったのですね。
2.精油とは何か?
精油とは、エッセンシャルオイルとも言われ、植物から取れる揮発性のある油です。
昔は溶剤などで抽出してい植物もありましたが、今はその方法は、残留物などの影響がある為あまり行われなくなり、現在は「水蒸気蒸留法」と言って、植物を蒸留釜に入れ、熱を加えて揮発させ冷却しながら油と水に分け、油の部分を抽出します。
世界中で生産されている精油では、100種類以上あるとも言われて、それぞれに素晴らしい働きや性質をもっています。
精油を選ぶときに私が大切にしていることは、本物のオーガニックであることです。これは使用する私たち個人の為だけでなく、栽培している方たちや地球環境に大きく関わってきます。
もちろん香料など不自然なものでできた精油は、香りや効能も大きく違います。
3.今できるアロマテラピー
精油をマグカップのお湯に垂らして置いたり、部屋にデュヒューザーなどで拡散したりすると、鼻の粘膜から微量の精油成分が入って肺まで届き、毛細血管に入って身体中に行き渡ります。また鼻上部から脳にも伝達もされて行きます。
ですから、精油の持つ様々な作用の中の、免疫力を上げる作用や、抗ウィルスまたはウィルス不活化作用があると言われている精油をデュヒューズしたり、スプレーを作って使用することで、全身に作用するわけです。私は家だけでなく普段からスプレーを持ち歩いたりしています。
免疫を上げる作用があるのは、ティートゥリー、ラヴィントサラ、ラベンダー、シナモン、フランキンセンスなど。
抗ウィルス作用があると言われている精油は、ユーカリラディアタ、ティートリー、ニアウリ、レモングラスなどがあります。
精油にはもともと殺菌作用があります。前の記事の免疫力を上げる生活や、手洗いうがいも大切ですが、
アロマテラピーにできる事もぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?
最後に
このコロナの猛威の中、私の生活の一部であるアロマテラピーが、免疫力を上げ、抗ウィルス作用などを持ち、役立っている事をおさらいします。
- アロマテラピーって癒しだけ?
- 精油とは何か?
- 今できるアロマテラピー